水の汚染を表す単位「BOD」ってなに?

  水の有機汚染を調べる基準の一つに「BOD」というものがあります。BODとは「Biochemical Oxygen Demand」=「生物化学的酸素消費(要求)量」のこと。

  酸素が十分な状態で、一定時間内に水中の有機物を分解するのに消費する溶存酸素量のことで、汚染度が進むほど値は高くなります。

BODで見る家庭用排水と河川の汚染



  BODで、家庭用排水と河川の水、河川に棲む魚の関係を見てみましょう。河川で比較的きれいに見える水のBODは1〜2mg/リットル、魚が快適に生息できるのは5mg/リットル以下と言われています。

  その河川に、例えば米のとぎ汁を2,000cc廃棄するとBODは3,000mg/リットルとなり、牛乳200ccの場合はBOD80,000mg/リットルに。

  汚れた水を魚が生息できる水質にするには希釈水が必要になり、先の米のとぎ汁なら1,200リットル、牛乳なら3,000リットルが必要という計算になります。

(参考:『トコトンやさしい 水の本』谷腰欣司著(日刊工業新聞社)/『からだによい水、地球によい水』日比谷国際クリニック院長 鴨下一郎著(TOTO出版))